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インプラント治療について
インプラント治療は、歯を失ってしまった部分の顎の骨に、人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を取り付けることで、天然歯に近い機能と見た目を回復させる治療法です。

インプラント治療のメリット
- 天然歯に近い噛み心地: 顎の骨にしっかりと固定されるため、自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。
- 周囲の歯への負担が少ない: ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、残っている歯に負担をかけません。
- 見た目が自然: 上部構造は、患者さんの歯の色や形に合わせて作製されるため、自然な仕上がりになります。
- 顎の骨の吸収を抑制: 歯を失ったままにしておくと、顎の骨が徐々に吸収されてしまいますが、インプラントは骨に刺激を与えるため、吸収を抑制する効果があります。
- 長期的な安定性: 適切なメンテナンスを行えば、長期間にわたって機能させることができます。
インプラント治療の注意点
- 外科手術が必要: 顎の骨にインプラント体を埋め込む手術が必要です。
- 治療期間が比較的長い: 検査から上部構造の装着まで、数ヶ月程度の期間を要することがあります。
- 費用が比較的高額: 保険適用外の治療となるため、費用は比較的高くなります。
- 全身状態や骨の状態によっては治療が難しい場合がある: 糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患がある場合や、顎の骨の量が少ない場合は、治療が難しいことがあります。
インプラント治療の流れについて
1. 初診・相談
患者さんの歯の状態や全身状態、治療に対する希望や不安などを詳しくお伺いします。 インプラント治療の概要、メリット・デメリット、治療期間、費用などについてご説明します。 簡単な口腔内診査を行い、インプラント治療の可能性について、暫定的な診断を行います。 疑問や不安な点があれば、遠慮なくご質問ください。
2. 精密検査
より詳しく口腔内の状態や顎の骨の状態を把握するために、以下のような精密検査を行います。
レントゲン撮影: 口全体のレントゲン写真(パノラマレントゲン)、必要に応じてCT撮影を行い、顎の骨の量や質、神経や血管の位置などを確認します。
口腔内写真撮影: 現在の歯の状態を記録します。
歯型採取: 歯の模型(スタディモデル)を作成し、噛み合わせなどを確認します。
3. 診断・治療計画の説明
精密検査の結果をもとに、患者さん一人ひとりに合わせた詳細な治療計画を作成します。 インプラントの埋入本数、手術方法、上部構造の種類、治療期間、費用などについて詳しくご説明します。 治療計画にご同意いただけましたら、手術の準備に入ります。
4. 手術(インプラント埋入)
局所麻酔を行い、顎の骨にインプラント体を埋め込む手術を行います。 手術時間は、埋入するインプラントの本数や骨の状態によって異なります。 必要に応じて、骨の量が足りない場合に骨造成手術を同時に行うことがあります。
5. 治癒期間
インプラント体と顎の骨がしっかりと結合(オッセオインテグレーション)するまで、数ヶ月程度の治癒期間を設けます。 この期間中は、仮歯を使用したり、歯がない状態でお過ごしいただく場合があります。
6. 二次手術(アバットメント装着)
インプラント体と骨が結合したら、歯ぐきを開いてアバットメントと呼ばれる土台を取り付ける二次手術を行います(一次手術で歯ぐきの上にインプラントの頭が出ている場合は省略されることがあります)。 アバットメントは、上部構造を取り付けるための連結部分となります。
7. 上部構造の作製・装着
アバットメントの型取りを行い、患者さんの歯の色や形に合わせて人工の歯(上部構造)を作製します。 完成した上部構造をアバットメントに装着し、噛み合わせなどを調整します。
8. メンテナンス
インプラント治療後も、長期的に安定した状態を維持するために、適切なメンテナンスが非常に重要です。 歯科医師や歯科衛生士の指示に従い、定期的な検診とクリーニングを受けてください。 ご自身での丁寧な歯磨きも欠かせません。
光学式口腔内スキャナー iTero
本院ではインプラント治療において、より快適で精密な歯型採得を実現することが可能な最新の口腔内スキャナーiTero Lumina(アイテロ ルミナ)を導入しております。

より短時間で: スキャン時間が大幅に短縮され、患者さんの負担を軽減します。
より高精度に: 精密な3Dデータで、より適合の良い補綴物(詰め物や被せ物など)の作製をサポートします。
よりリアルに: お口の中の状態を鮮明な3D画像で確認でき、治療計画の理解を深めるのに役立ちます。
従来の歯型採得が苦手な方や、より精密な治療をご希望の方におすすめです。
